バディの妻ベスをどう思うか?!

バディの妻ベスをどう思うか?!

バディの妻はメイビスを自分の子供のお披露目パーティに招待するように夫のバディに仕向けます。それはおそらくメイビスに対する、バディの妻ベスからの挑戦状でもあったのでしょう。どう私?!あなたはかつては高校生のときはすごい勢いだったけど、あんたどうよ?!まだ夫なし子なしの独身女じゃないのよっ。あなたは所詮負け犬よということをわからせるために招待したのでは?!とも思えます。

バディの妻ベス

バディの妻ベスは、自分の夫バディがかつての元彼女から猛烈アプローチを受けていることを知りながら、元彼女を自分達の娘の名付け披露パーティへ招待します。これは勝者の余裕でしょうね。私はステキなバディと結婚して、ふたりの間にかわいい女の子まで誕生した。夫が元彼女にどんなアプローチをされても、私は平気。だってバディがこんな可愛い娘と私を裏切るはずがないもの。という余裕がメイビスをさらに苛立たせるのかもしれません。

勝者は余裕がありそして勝者ゆえに寛容です。弱い犬ほどよく吠えるというように、私は人生の勝ち組よ~~おーほっほ!という余裕がメイビスには腹立たしく、絶対奪い取ってやる~~!となったのかもしれません。

ベスの目論み

妻のベスは出産したのに、一般的なママより断然綺麗です。もちろん綺麗な女優のエリザベス・リーサーが演じていることもありますが、産後のでっぷりとした姿ではなく身綺麗にしている幸せそうなママです。そして自分で趣味でママ友立ちとママさんバンドも結成するほどの行動の持ち主です。シャーリーズ・セロンのような金髪ゴージャス美女ではなく、ブルネットの地味だけど美人な人という対照的な姿が、メイビスにとってはイラッとくる存在なのかもしれません。

あんな女よりも私はブロンドだし、私の方が背だって高い。そりゃーー家ではキティちゃんを着て、ダラダラ過ごしているけど私が本気を出したら絶対に私の方が美人よ。それに高校時代だって私よりももてた女性やステキな女性はいなかった。私がずっとハイスクールでは持てていて注目を集めていたから。ベスのお友達がイカレタビッチで覚えていようがそんなのお構いなしで、私はイカレテモなければビッチでもない。私はとにかくモテまくっていた青春時代をおくっていたのよ。

あんなブルネットの地味な女に、どうしてバディが結婚したのかまったく理解に苦しむわ。だからこそ、私が本来彼と結婚するべき人なんだから、ベスから奪い返さないといけない。と、とんでも勘違いをしたのでしょう。もしベスがメイビスと同じようなブロンドで高身長でそしてメイビスよりも若い女性だったら、メイビスはバディを奪い取ろうとしてのでしょうか?!

それはNOだと思います。ベスというちょっと地味な感じの妻だったからこそ、私の方がバディとお似合いのカップルで夫婦であるべきだ。という思い込みをしたのでしょう~。そんな勘違いぶりが、高校時代には「傲慢」で済まされていても、37歳になると「イタイ女」としか見えなくなってしまうのが、悲しいところですがそのメイビスの悲しい部分に、見せつけるようにメイビスをパーティに招待したベスこそが出産をして、世間的にもステキといわれるかっこいい男を夫にした妻としてのベス自身の価値を押し上げているのかもしれません。

ママ仲間とバンド活動をして、ストレス発散をしてかっこいい夫を持ち、かわいい娘を出産してたまには友達と飲んだりする時間ももちながらも、家庭のことを最優先させる私。私は主婦だけど、輝いているでしょう~?!ステキな夫で羨ましがられるけど、それは私が手にしているもの。あんな未だに独身で子供も居ないメイビスは可哀相で仕方がないわ。彼女は自分の現実の姿が見えていないようね。だから子供のパーティに夫の元彼女でイタイ女性を招待して、彼女が手にしていないもを見せ付けてあげるわ。それぐらいしないとあのイタイ女はいつまでも勘違いして、夫にまとわりつくでしょうからね。

そしてベスの目論んだように、見事にパーティの場でメイビスは憐れみいわばベスから「施し」をされたことを知って、深く傷つくのでした。そして勘違いして付きまとっているメイビスには、ワインをぶちまけられたことも含めて、見事にベスに「してやられた」ということになりました。

メイビスはこのパーティでふかーく傷つきますが、これもここまでのことがなかったらいつまでも気がつくことなく、あいかわらずバディに付きまとっていたでしょう。ベスにパーティに招かれて、彼女の幸せぶりを見せ付けられることで、自分のことをようやく理解するのですからこれはメイビスにとっては辛いことかもしれませんがメイビスは今まで人のことなどお構いなしに、ジコチューそのままに生きてきたのでこれぐらいのことを今まで自分がしてきたはずです。自分が始めて負け犬かもしれない。という事実を受け入れることは辛いことだったからこそ傷ついたのです。

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14キロの体重増して臨んだ演技でオスカーを手にしたシャーリーズ・セロンが、今回は37歳バツイチ子なしの独身女性を演じた作品が『ヤング≒アダルト』です。キティちゃんのTシャツを着て、高校時代は女王として君臨していた彼女が、ふとしたときに元彼と赤ちゃんの写真をメールで見てこんなはずじゃない!と元彼を奪うために奮闘する「イタイ女子」を熱演しています。スッピン姿からゴージャスに変わるメイクも楽しみな作品!